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2005年10月28日
AUTUMN LEAVES (枯葉)
ジャズのスタンダードに挙げられる”オータムンリーブス(枯葉)”。
皆様もお聴きになったことがあると思います。
その中でも一番有名なのが、名盤となって世に残っているアルバム、<”サムシン・エルス”、ジュリアン・キャノンボール・アダレイ>の中のものではないでしょうか。
(枯葉)は本来バレエ用の曲として書かれ、その後に歌詞が付けられシャンソンとして歌われて世界的なヒットになりました。それをジャズバージョンに仕上げたのがこの演奏(1958年3月9日)です。
しかもキャノンバールが演奏したこのトラックは、日本のジャズファンがもっとも好む一曲になってます。その最大の理由は、ここにマイルス・デイビスが加わっているからです。どんなアレンジより精巧で複雑な処理をされたこの(枯葉)は、すぐにそれとはわからないCマイナーのメロディによる長いイントロからはいり、マイルスがテーマを吹き、アダレイがつづきます。最後はなんとも知れない宙を漂うようなマイナーのテーマで締めくくられていて圧巻です。アダレイのアルトサックス、デイビスのトランペット、二人の繊細なプレイはいつ聴いても心に残ります。
ちなみに”キャノンボール”というニックネームは、砲弾とは関係なく、食欲旺盛なことからつけられた人食い(カニバル)というニックネームがいつのまにか訛ったものらしい・・・。
この季節、ジャズを聴きながらグラスを傾ける、これも一つのお酒の楽しみ方ではないでしょうか?
(Fujii)
2005年10月25日
Maker's Mark
メーカーズマークとは、とうもろこし70%、大麦麦芽16%、冬小麦14%を原料にしたバーボンウイスキーです。他のバーボンが一般的に用いるライ麦に代わり冬小麦を使用。その為、口当たりはなめらかな味わいになっています。
メーカーズマークの蒸留所は、ケンタッキー州ロレット。このアメリカで一番小さな蒸留所をビル・サミュエルが見つけ、バーボン造りを始める。手作り感覚による少量生産が社是。赤い封蝋はその象徴ですべて手作業で行われています。
~メーカーズマークのシンボルマーク~
メーカーズマークには、星と円とSとⅣで構成されたシンボルマークがあります。
Sはサミュエルズ家の頭文字。
Ⅳは四代目の意味。
星は蒸留所のある場所、スターヒルファームに知なんだマーク。
周囲の円は一族の輪を意味し、途中に円が途切れているのは、サミュエルズ家の酒造りの歴史の中で、禁酒法などで生産を行わなかった時期があることを表しているそうです。
メーカーズマークを飲まれる時は、ボトルの形やシンボルマークに詰まった生産者の思い、経緯などを想像しながらグラスを傾けてみてはいかがでしょうか?
(SAKO)
2005年10月22日
酒の歴史
人類の出現と酒の出現とは、どちらが年代的に古いであろうか。以外に思われるかもしれないが、これは酒の出現の方が古いと言ってよい。
地球上に人類が出現したのは、せいぜい500万年前のこととされている。しかし、2千万年前の地球にすでにブドウが生育していたことが発見された化石からわかっている。そのはるか以前から、微生物が生息していたこともわかっているため、人類の出現以前にブドウの実に含まれる糖分が微生物によってアルコールに変わっていったことはほぼ確かである。それが現代の常識でワインの原形と言うべき存在だ。さらにその以前にハチミツでもできていたのではないか、とも思われる。
人間の手による酒づくりが文献に現れるのは、紀元前4千~5千年ごろ。古代オリエント最古の文学作品「ギルガメシュ叙事詩」の第11の書板で赤ワイン、白ワインの両方をつくっていたことが記されている。もちろん赤ワインも白ワインも渋くて、酸っぱいものだったに違いないが・・・。当時の人々はそれを海水で割って飲んでいたという文献も残っている。
その少し後には現代のビールの原形であろう酒の作り方も発見されている。
酒づくりに大きな変化をもたらしたのが、錬金術師たちによる蒸留技術の酒への応用である。
紀元前3千年ごろ、メソポタミアに生まれた蒸留の知識、技術は世界各地へ広がりアルコール分の強い、強烈な酒をつくることが可能になり、錬金術師たちはその強い酒をラテン語で、アクア・ビテ(生命の水)と呼んで薬酒扱いした。
この蒸留法により土地ごとに入手可能な原料を使って、酒の蒸留が行われ、人間の知恵と経験により、更に改良され、ポーランドやロシアのウォッカ、フランス、イタリア、スペインのブランデー、スコットランドやアイルランドのウイスキー、北欧諸国のアクアビットへと分化し、現在に至っている。
また、こうした蒸留酒が出現してまもなく、さまざまな薬草や香草、フルーツなどを蒸留酒に配してその成分を浸出させ、秘酒の製造が行われるようになった。この酒は、成分が溶け込んでいる(ラテン語でリケファケレ)ため、リキュールと珍重された。
そしてその後、大航海時代に世界各地に広がり、多様化され洗練された味わいに改善され今日に伝えられてきたのである。
2005年10月19日
守破離
剣道に「守破離」という言葉がある。
これは「守る」「破る」「離れる」という三つの要素で、剣道の
上達段階を示している。
まずは基本の型をしっかり守る。基本ができてから自分の
個性を軸にして、基本の型を少しずつ破る。
最後は完全に基本の型を離れて自分の型をつくる。
つまり、まずは基本をしっかり固めておかないと応用は
できないということだ。
以上の内容をある文献で読んだ時、まさに我々の世界にも通ずると
思いました。
職人は皆そうかもしれません・・・・。
段階をキチンと守らねば、技術は伝わらないと思います。
「守破離」を大事に!
2005年10月16日
インディペンデント・ボトラー
インディペンデント・ボトラーとは独立系瓶詰業者を意味し、独自に樽を購入し
瓶詰め、オリジナルラベルを貼って販売する業者のことです。
シングルモルトを飲み始めの方は、同じウイスキーが様々に異なるラベルをつけて
発売される事や、様々なウイスキーがほとんど全て同じラベルで発売されることに
戸惑いを覚えるかも知れません。この理由はある蒸留所の例外を除いて、蒸留所が
自分達のウイスキーを瓶詰めしない為といわれています。
最初に農家が蒸留をしていた時代は、瓶詰めは機械化されていなかった為、彼等は
自分達のウイスキーを樽のまま、裕福な地主、ホテル、食料品店、酒販業者等へ
売っていた。1800年代に遡るとウイスキー業界はブレンド製造業が成長し、ウイスキー
ブローカーが現れ彼らの多くは投機を目的としてウイスキーの樽を買い、それらを
ブレンド会社、インディペンデント・ボトラー、商人へと売った。
このような歴史を基に、現在シングルモルトへの関心が高まるにつれ新しい
インディペンデント・ボトラーが増えつつあるようです。
今回、京都店では5本のシングルモルトを入荷致しました。
「エクスクルーシヴ・モルツ」という新しいスコットランドの業者です。
これからの寒い季節にはウイスキーで体を暖めてみてはいかがでしょうか?
左からアードモア11年、クライヌリッシュ10年、グレングラッサ27年、カリラ10年
ラフロイグ11年です。
2005年10月13日
チャーリー・チャップリン
映画王・チャップリンに、こんなエピソードがある。
彼は晩年にいたるまで
「あなたの最高傑作は?」と問われると、
「ネクスト・ワン」
つまり次の作品と答えたという。
昨日までの作品で満足するのではなく、常に「これから」が
本格的な作品の創造であると彼は立ち向かった。
また彼は、例の有名な格好について次のようなことも言っている。
「小さな口髭は自分の虚栄心。
不格好なズボンと窮屈な上着は、
私たちの愚かしさと不器用さ。
同時に物質的な貧しさにあっても品位を保とうとする、
人間の必死のプライド。
それが私にひらめいた人間の個性だった。」
喜劇俳優というかたちで個性を表現したチャップリン。
物事を深く、またしっかりと捉えているところに感嘆する。
2005年10月10日
世界最高峰の甘口ワイン 貴腐ワイン
フランスはボルドー、ソーテルヌ地区は、世界で最も素晴らしい甘口ワインを産する地区。
この地区では、1855年にシャトーの格付けが行われた。その中でもひときわ輝きを放つ貴腐ワインが ”シャトー・ディケム” である。
貴腐(きふ)とは、成熟した白ワイン用品種葡萄(リースリングやセミヨンが代表的)の果皮に、ボトリティス・シレネア(Botrytis cinerea) というカビ菌が付着することによって発生する現象である。
このボトリティス・シレネア菌が葡萄の果皮に付着すると、果皮のロウ質が壊され、果汁中の水分が蒸発し、糖分が濃縮される。この水分の蒸発によって出来る干しブドウの様な状態になるしなびた葡萄のことを「貴腐葡萄」(きふぶどう)と呼ぶ。菌の作用により、果皮の蝋質が破壊され果実内の水分が蒸発して糖度が著しく高まり、菌の代謝により貴腐香と呼ばれる独特の香りを持つようになる。
この貴腐葡萄を使って造られた極甘口のワインは「貴腐ワイン」と言われ、 主にデザートワインとして飲まれる。
「貴腐」とは、腐敗したように見える外見からは 想像できないような芳香と風味を持ったワインが醸造されることからつけられた名前で、 フランス語でプリテュール ノブル (pourriture noble)、ドイツ語では エーデルフォイレ (edelfaule) と言い、いずれも「高貴なる腐敗」という意味である。
そのワインは、琥珀色のローブを持ち、アカシアの花から採った蜂蜜のような香りの、甘くアンズに似た酸味を感じさせる素晴らしいものとなり、時を経るとともにその魅力を開花させる。
”シャトー・ディケム”は、ソーテルヌ地区の特別一級である。
ブドウはセミヨン種80%、ソーヴィニヨン種20%を使用し、新樽で約3年間熟成させる。
ワインはとても長命で、当たり年のものは10年を経てようやく開き始める。
2001年はソーテルヌ最高の年と言われています。
ディケムはまだ発売されてませんが、素晴らしいものだと予想されてます。
フォアグラのテリーヌやブルーチーズに蜂蜜をたっぷりつけたものなどと合わせて是非、楽しんでみてください。
<その他おすすめ貴腐ワイン>
シャトー・シュデュイロー
シャトー・リューセック 特に2000、2001年
シャトー・ギロー
シャトー・クリマン 以上すべて第一級
2005年10月 7日
中洲まつり
福岡店より
10月6日~8日の3日間、中洲まつりです。
毎年、10月の第1週の木・金・土曜に行われてる、恒例の
イベントです。
中洲大通りは歩行者天国になり、露店がたくさん出てます。
今年は例年に比べ、人が多いように思えます。
元気な中洲の様子・・・なかなか楽しいものです。


メインの女みこしの様子。


2005年10月 5日
10月のカクテル
福岡店より
Caranba(カランバ)
ジン・・・40ml
チェリーブランデー・・・10ml
フランボワーズ・・・10ml
パインジュース・・・20ml
グレープフルーツジュース・・・20ml
クラッシュド・アイスをつめたゴブレット等に以上の材料をシェ-クし注ぐ。
グレープフルーツとマラスキーノ・チェリーで作ったガーニッシュを
飾る。
*通常のレシピは以上の通りだが、プラスでレモンジュースを1tsp加えると味がしまる。
「カランバ」とは、「おや、まあ!」との意味。

Number three cocktail(ナンバースリーカクテル)
ジン・・・45ml
ドライ・ベルモット・・・15ml
アニゼット・・・1dsh(シェーカーに氷を入れ、その上から)
オレンジビターズ・・・1dsh
シェークし、カクテルグラスに注ぐ。

2005年10月 4日
温習会
京都より
10月3日(月)毎年、10月1日~10月6日迄、祗園では温習会(おんしゅうかい)という
舞台が行われています。芸舞妓さん達の踊りの練習成果を披露する意味でも
行われているそうです。今回初めて伺いましたが、普段お店でお会いする事がある
方々が舞台の上では、とてもりんとしていて、本当に素晴しいと思いました。
バーでは、カウンターの中はひとつの舞台のように思います。
その中で全力でパフォーマンスをした上で初めてお客様にも喜んで頂けるのではと、
たいへん勉強になりました。
今は色々と便利な世の中ですが、やはり人に感動を与えるのは人だと思います。
我々バーテンダーはアナログな世界で仕事をしております。だからこそお客様との会話や
カクテルを通してのお話等、沢山の方々と感動を共感できるようありたいと思います。
今回のように伝統芸能は観るほうにも多少の知識が必要になると思います。
まだまだ勉強不足で内容の解らない所も沢山有りましたが、今回、温習会で勉強したことを仕事に活かしたいと思います。来年はもっと踊りについても勉強をし違う感動を味わいたいところです・・・
会場の歌舞練場 正面入り口です。


踊りのひとつ元禄花見踊(げんろくはなみおどり)

上野の山で花見に興じている様子を描いた曲で、1877(明治11年)
東京新富座の新築落成開場式の余興として、九世市川団十郎、
五世尾上菊五郎など当時の花形役者を揃えて初演されたそうです。
2005年10月 2日
10月カクテル
Deauville(ドーヴィル)
ブランデー・・・2/5
カルバドス・・・1/5
ホワイトキュラソー・・1/5
レモンジュース・・・1/5
ドーヴィルとはフランスの町の名前。とても素敵なところです。
2005年10月 1日
熊本店休日
熊本店
今月は9日・10日を店休日とさせて頂きます。
今後も店休日はこのブログにてお伝えしていきます。
Jack Rose
今年もザクロの季節がきました。
昔は庭に生っているのをよく見かけましたが、今では日本で出回っているものはアメリカ産が多いようです。近年、美容に良いとメディアで紹介され人気がでてきました。フレッシュにするのは実を一粒一粒潰して搾るので大変ですが、さわやかな甘酸味でとても美味しいです。
"Jack Rose" (ジャックローズ)
カルバドス・・・1/2
ライムジュース・・・1/4
グレナデンシロップ・・・1/4
通常のこのレシピにザクロのフレッシュジュースをミックスします。