2006年3月26日
言挙げ
先日、新聞の余禄欄にあった話を紹介します。
山の神を退治しようと伊吹山に登ると大きな白い猪に出合うのは、ヤマトタケルの
話だ。ヤマトタケルは「この猪は神の使者だろう。今ではなく帰りに殺してやろう」と、
わざわざ口に出す。「古事記」はそれを「言挙げ」と記す。
実は白猪は神そのものの化身で、その怒りをかったヤマトタケルは大氷雨にあう。
おかげですっかり疲れ切り、やがて命を落とすことになるから口は災いの元である。
自分の意思を言い立てる「言挙げ」は、記紀の昔にはタブーであった。
一方「万葉集」の柿本人麻呂は、わが国は「神ながら言挙げせぬ国」だが、自分は
あえて旅立つ人の無事を言挙げすると歌っている。こちらは言葉にすればそれが現実
になるという願いをこめてのことだ。いずれの場合も「言」と「事」を表裏一体とみる言霊
信仰のあらわれという。
続きはWBCの話題となり、イチロー選手の発言、さらに「言霊の助くる国」の野球世界一
を現実にして欲しいと締め括ってある。(3月21日)
「言挙げ」について、思うところがありました。
普段、お客様との対話を重視する我々はまさにこのことは重要。
「口は災いの元」であり、「言霊信仰のあらわれ」でもあるのです。
場面を察知し、慎重に言葉を選び、対話していく・・・。
プロフェッショナルはそのような対話ができなければと思わされました。
ポジティブな発言は相手に対し、勇気を与えることもあれば、逆に不快感を
与えることもあるでしょう。
また、ネガティブな発言は相手に喪失感を与えることもありながら、逆に共感
を得ることもあるのではないでしょうか・・・。
時と場合に使い分けること、それが私共は必要とされます。
WBCの決勝戦はテレビで観戦しました。
チーム一丸となり、それを現実にした王ジャパン、感激しました。
チームベスパも頑張ろう。
(KANKI)
投稿者 vespa : 2006年3月26日 17:00