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2006年04月25日
BARでの対話
ある日の営業にて、お客様との会話の中でのこと。
「昨日、珍しく女性ばかりの団体がいたね。かわいい娘いた?」
「いやぁ~、○○さんの好みの方はいなかったんじゃないですかねぇ。」
ただそれだけの会話。
しかし会話は終わってしまう。
なぜ嘘がつけないのでしょう。
「素敵な方がいましたよ。」 これだけで酒の肴になるはずです。
常日頃から意識してはいるのですが、なかなか気の効いた台詞は出てこないものです。
以前、こんなことがありました。
ある常連の方がやってきました。
よく差し入れをしてくれる方で、その日は本を持ってきてくれました。
「この本知ってる?」
「あぁ、知ってますよ。このあいだ買いました。」
時すでに遅し。。。この方は私の為に買ってきてくれたのです。
最初から差し入れだとは言われなかったにしても、「知らない。」と言えば話は膨らみ、
持ってきた方も嬉く思うはず。
あぁ、いらんこと言ってしもうた。。。
それから約1年後くらい経った、ある日のこと。
先ほどの常連さん、今度は海外の土産を持ってきてくれました。
物はアメリカのカクテルブック。
丁度そのときは媚山マスターがいて、直接マスターにその本を渡した時の会話。
「マスター、先日NYに行ってたんですけど、この本をお土産に買ってきました。」
「うわ~、○○さん、ありがとう!これ、すごかねぇ~」
ここで私、やられたと思いました。
すでにその本、店の本棚に並んでおります。
その日から、2冊仲良く並んでおります。
何でも正直に!だけでは粋な世界はつくれません。
たまには良い嘘も必要です。
酒の席での対話は難しいと今だに思います。
対話は、相手との距離感を考え、言葉を心の量りのせることが大事。
とある本に書いてありました。
(KANKI)
投稿者 vespa : 2006年04月25日 17:00
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