« 9月のカクテル 熊本 | メイン | 休日 »

2006年9月10日

福岡の屋台

福岡といえば屋台

観光などで福岡に来る方達の大半は、一度は屋台に!と思ってる
方が多いようです。

もちろん私もその中の一人。初めて福岡に遊びに来た時、もちろん
屋台に行きました!

そして福岡に移り住んでもうすぐ1年4ヶ月、まだ観光客気分が抜けて
いないんでしょうか・・・、

屋台がとても好きなんです。

とはいっても、まだほんの数回しか行ったことがありませんが、
私にとってとても魅力的な空間なんです。


福岡の屋台の流れを少し調べてみました。


現在の屋台は福岡に限らず全国どの町でも同じで、第二次世界大戦後、
戦災で焼け出されたり外地から引き上げてきた人達が、その日の糧を得る
為に始めたものだそうです。
しかし間もなく水設備や生もの販売など、衛生面を不安視した連合軍総司令部が
屋台の全面廃止を厚生省に指示。そのため福岡県も屋台に対して営業許可を
与えないという、厳しい姿勢をとりました。

これに対し屋台側だって黙ってはいません。
1952年には国を相手どり裁判を起こします。結果としては敗訴したものの、
屋台組合が直訴。
それを受けた厚生省が、1955年それまでの方針を撤回し、福岡に屋台
が残ったというわけです。


私が屋台を好きな理由は、色々な人達との出会いがあるからです。

もちろん安くて美味しいというのもありますが、小さな空間でそれぞれが
お酒を飲んでいるのに、気がつくと皆で話をしている。

屋台に流れる他とは違う空気が、自然とそうさせているんでしょうね。

私がバーテンダーという仕事を選んだのも、沢山の人達と出会えるから。

もしレストランの厨房のように仕切られていて、ただひたすらカクテルを作る
という仕事だったら、私はこの世界を選んではいないでしょう。

常にお客様の前に立つということは、難しさもあり、反省点の多い毎日ですが、
そんなことよりも何倍もの喜びや楽しさがあります。

人が人に与える力はとても大きなもので、自分がしっかり前をみつめ進んでいけるのも、
誰かからの何気ない一言一言の積み重ねではないかなと思います。


今の屋台事情は順調とはいえず、『屋台は一代限り』という方針が
1994年に打ち出されました。

当初から問題視されていた衛生面が主な理由だそうです。

経営者の高齢に伴い、いずれは消滅してしまうかもしれません。

人との楽しい出会いや温もりを感じることのできる屋台という場所が、
いつまでも消えることなくずっと福岡の顔であってほしいものです。


(KIKUCHI)

投稿者 vespa : 2006年9月10日 17:00

コメント

コメントしてください




保存しますか?