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2006年10月 6日
たこ焼き
先日、大阪の北新地に行ってきました。
飲んだ後に少しお腹が空いたので、「たこ焼き」を食しました。焼いてくれたおっちゃんに何気なく
「大阪といえば『たこ焼き』ですね。100年位歴史があるんですか?」と質問しました。
「んー、そんなにないんちゃうかなー。多分、戦後位からの食べ物やで。」
「…!?」
びっくりしました。そんなに最近なのか、と。
帰って、自分で調べてみると、これがなかなか面白く、ちょっとした歴史があるのがわかりました。
前身は明治時代、大阪に生まれた「ちょぼ焼き」というもので、小麦粉を水で溶いた生地にこんにゃく等
入れ、窪みのある鉄板に流し込んで焼き、ソースをかけて食べていました。
それが、昭和初期になると「ラジオ焼き」というものになります。これは、生地自体に薄口醤油で味を付
けるもので、当時、大阪でかなり人気があったそうです。
この「ラジオ焼き」が「たこ焼き」の原型に変化したのは、昭和10年。とある店でスジ肉入りのラジオ焼き
を食べていた客が「ここは肉かいな。明石(兵庫県)じゃタコ入れとるで。」
それを耳ざとく聞いていた店の人間がタコ入りのラジオ焼きを考えた、というのが始まりでした。
なお、「たこ焼き」に多大な影響を与えた「明石焼き」は江戸末期にルーツがあります。明石では当時、
「明石玉」という鼈甲(べっこう)の代用品が作られており、これは、卵白と硝石を材料にするものでいわ
ば装飾品でした。しかし、それを作る工程で必然的に卵黄が余ります。そこで、黄身を焼き、何気なく
明石の名物であり、漁獲量も豊富でよく食卓に上る「たこ」を入れたのが、発祥です。
そして、濃厚なソースをかけ、お好みで青のりやかつお節を振って食べる現在の「たこ焼き」。この食べ
方は昭和20年代後半から30年代に登場し定着、今に至っています。
身近にあるもの、以前から知っている事、少しだけひも解くと色々な発見や驚きがあるのではないで
しょうか?
投稿者 vespa : 2006年10月 6日 17:00