2006年12月20日
ウィスキーセミナー
大阪の全日空ホテルでウイスキーセミナーがありました。
スコットランドのアイラ島にある「ラフロイグ蒸留所」から、かの有名な
ロバート・ヒックス氏が招かれました。
元々、ブレンデッドウィスキー「バランタイン」のマスターブレンダーで、
スコッチ業界に携わること42年。4000種類の香りを嗅ぎ分けられる事から
「The Nose(鼻)」の異名を持っています。
我々、バーテンダーで知らない人はまずいないでしょう。
セミナーはアイラ島の場所から造り方、歴史など、分かり易い説明で、
進行していきました。
今回は特に「ラフロイグ・クォーターカスク」について、色々ご説明頂きました。
このウィスキーの詳細を載せると長くなりますので、我々バーテンダーに
お聞き下さい。
通常の1/4サイズの樽であるクォーターカスク。
約140ℓの容量です。
ところで、この「ラフロイグ」、唯一、アメリカでの禁酒法の下、合法的に売られていた
ウィスキーです。
というのは、国の検査官が「ラフロイグ」を飲み、お酒かどうかチェックしたところ、
「これは酒ではない。薬だ。」という事で、“薬”として、当時、薬局で売られた
そうです。
セミナーの最後に質疑応答の時間があり、せっかくなので、ロバート氏にお聞きしました。
Q「麦芽の発芽を止める為に、ピート使っていますが、何十年、何百年使っていくと無くなる
のではありませんか?」
A「使う量より堆積していく量の方が多いので、無くなりません。安心して下さい。」
Q「ブレンダーとして、普段の生活で気にしている事はありますか?また、食生活で
配慮している事はありますか?」
A「普段の生活で気にしている事は、家に帰ってもウイスキーを飲むことです。香りと味を
舌に記憶させるためにね。
あと、食生活で配慮している事は、ニンニクを食べ過ぎないこと、刺激、味の強い
ものは食べないようにしてるよ。」
90分のセミナーでしたが、氏がウィスキーをこよなく愛し、愛情を持って接しているのが
ヒシヒシと感じ、何より大事に大事にウィスキーを育てているのが分かりました。
その愛情を少しでも飲む側に提供したいですね。
ちょっと強引に、記念に撮ってもらいました。
「スランジバー!(乾杯!)」
(WATANABE)
投稿者 vespa : 2006年12月20日 17:00