« 2月 銀座店おすすめカクテル | メイン | 旧友 »

2007年02月12日

「永訣の朝」

「永訣の朝」


宮沢賢治の作品の中に
「永訣の朝」という詩があります。

若くして、今まさに亡くなろうとしている彼の妹が送る、兄への最後の願い。
途中に挿入される、妹の方言。
兄の涙。
雪が降り積もる、平原での1シーン。

僕の好きな詩のひとつなのですが、
特にこの作品の最後の一説がものすごく好きなのです。


「おまへがたべるこのふたわんのゆきに
わたくしはいまこころからいのる
どうかこれが天上のアイスクリームになって
おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに
わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ 」


私の全ての幸いをかけて願う


ものすごい言葉だと思う。

泣きそうになります。

これほどの言葉を、今の僕はまだ言えない。

己のすべてをかけて
相手の幸いを願うことが出来るようになったら
またひとつ、自分自身、おおきくなれるのかな、と思います。

是非、一度この詩を読んでみて頂ければ、うれしいです。


(Mizoe)

投稿者 vespa : 2007年02月12日 17:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bar-vespa.com/mt2007_vespablg/mt-tb.cgi/259

コメント

コメントしてください




保存しますか?