2007年03月19日
暖かき 冬
今年は記録的な暖冬でしたね。
僕自身北国生まれなのですが、一度も雪を見ることのなかった冬は生まれて初めてです。
寒がりな僕でもやはり雪は大好きで、少し切ない気がします。
郷里、青森ではこの時期に雪が降らずに雨が降る、というのは今まででは考えられないことでした。
うちの地方は屋根から雪を下ろさなければ家が潰れるほどの豪雪地帯。
幼少の頃、二週間に一度、屋根から雪を下ろすのが自分の仕事だったことを今でも思い出します。
雪というものはそれほど僕にとって身近なものなのです。
今日テレビを見ていたら、青森で何週間かぶりの大雪が降り積もったというニュースがふと耳に飛び込んできました。
目を移して見るとそこは久しぶりに見る吹雪の中の青森。
ブラウン管を通して見るとはいえ、沸き立つ気持ちを抑えきれずにはいられませんでした。
かの文豪 太宰治は自身の小説『津軽』の冒頭で「津軽の雪 こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 こほり(こおり)雪」と7種類に表現しています。
雪国の者にとっての雪、それはこんなにも思い入れが深く、情を揺さぶられるものなのです。
暖かき冬・・・それは最近では当たり前のようになってきている出来事の一つですが、雪=不便、寒いということだけではなく、このような雪の”あたたかさ”というものを感じられる心をいつまでも持ちたいものです。
(Mizoe)
投稿者 vespa : 2007年03月19日 17:00
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