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2007年05月22日

アール・ヌーボーとアール・デコ

最近、Bar Vespaでは美術館などの情報をお客様に発信したいと動いています。

個人的に、絵よりも建築物や骨董品のようなものに興味があり、詳しくアール・ヌーボーとアール・デコについて調べてみました。


☆アール・ヌーボー(Art Nouveau)

19世紀末にヨーロッパで花開いた新しい装飾美術の傾向。
有機的な自由曲線の組み合わせ、鉄やガラスといった素材が特徴。
Art Nouveauはフランス語で「新しい芸術」を意味し、パリの美術商、サミュエル・ビングの店の名前 Maison de l'Art Nouveau に由来する。

アール・ヌーヴォーという言葉で、狭義に19世紀末のフランスの装飾美術を指す場合と、広義にアーツ・アンド・クラフツ以降、世紀末美術、ガウディの建築までを含めた各国の傾向を総称する場合とがある。(後者をドイツ語圏ではユーゲント・シュティールということがある)

アール・ヌーヴォーは日本美術の影響を受けていることが指摘される。
ビングの店でも日本美術を主に扱っていた。当時流行していたジャポニズムの影響を強く受け、浮世絵に見られるような平面的かつ装飾的な空間構成を取り入れている。


ガラス工芸の分野では、エミール・ガレやルネ・ラリックが知られる(ラリックの活動期間は長く、アール・デコの時代に及ぶ)。
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エミール・ガレの花瓶


建築の分野ではエクトール・ギマール(代表作:カステル・べランジェ、パリのメトロ入口など)やベルギーの建築家ヴィクトル・オルタ、ヴァン・デ・ヴェルデが有名である。
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チェコのプラハ本駅


☆アール・デコ(Art Déco)

アール・ヌーヴォーの時代に続き、ヨーロッパおよびアメリカ(ニューヨーク)を中心に1920年代から1930年代にかけて発展したデザインのこと。
流線型やジグザグ模様など直線と円弧を組み合わせた幾何学性が特徴。メタリック調の物が多い。

アール・デコのデザインは1925年に開催されたパリ万国装飾美術博覧会で花開いた。
博覧会の正式名称は「現代装飾美術・産業美術国際博覧会」(Exposition Internationale des Arts Decoratifs et Industriels modernes)、略称をアール・デコ博といい、この略称にちなんでアール・デコ様式と呼ばれるようになった。
また「1925年様式」と呼ばれることもある。

キュビズム、バウハウス、古代エジプト美術、ロシア・バレエ、東洋美術などの影響が指摘されている。世紀末のアール・ヌーヴォーは植物などを思わせる曲線を多用した有機的なデザインであったが、自動車・飛行機や各種の工業製品、近代的都市生活といったものが生まれた時代への移り変わりに伴い、より機能的・合理的で簡潔なデザインが流行するようになった。アール・デコ様式の影響を受けた分野は絵画や彫刻、建築、服飾、宝飾、ポスター、生活雑貨など多岐にわたる。

建築様式としては、ニューヨークの摩天楼(クライスラービル・エンパイアステートビル・ロックフェラーセンターなど)が有名で一世を風靡した。しかし大恐慌によりアメリカ経済が力を失っていくのと同時にブームは去った。
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クライスラービル


フランク・ロイド・ライトもアール・デコの流れに位置づけられることがあるそう。
東京の聖路加病院の旧病棟や伊勢丹新宿店もアール・デコが用いられているよう。


簡単にアール・ヌーボーのほうが古く植物系みたいな絵柄が多い、アール・デコのほうが新しく斬新、なんて思っていましたが奥が深かったです。。


何事も行う前に予習が必要と感じました。

これから、お客様のお役に立てるようしっかり勉強し、情報発信できればと思っています。


(Fujii)

投稿者 vespa : 2007年05月22日 20:17

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