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2007年11月08日
木村伊兵衛の眼
先日、近くの美術館へ行って参りました。
故・木村伊兵衛さんの写真展でした。なにも知らずに足を運んだのですが
とても良い写真展だったと思います。
個人的な意見ですが、写真というものは絵画等と違い、より現実を映し出す事が出来ます。
ですが、それゆえに瞬間をとらえる感性や技術が多く求められるのではないかと思います。
現在では生産技術の向上により、沢山の優れた機能を備えたカメラがあります。ですが
木村さんの生きてきた時代には、現在の様なカメラも無く、ピントを合わせるだけでも技術を
求められる時代だったと思います。私もカクテルの写真などを撮影する機会がありますが、
現在の優れた機能のカメラでさえ難しいと感じる事が多々あります。
展示してあった作品は全て白黒の写真でしたが、本当に鮮明でかつ動きのある
写真ばかりです
「何故、こんな写真が撮れるのだろう?」と不思議で仕方有りませんでした。
現在、私達の生活は何かとデジタル化が進み、アナログな物がどんどん姿を消しつつ
あるように思います。
最近、何かと「昭和」をテーマに取り上げられますが、多くの人達がアナログな世界を
求めているのかな?と勝手に想像しています。
バーテンダーという職業は、アナログな仕事だと私は思います。人と人がカウンターを挟んで
向き合い、同じ時間を共有する。我々はその貴重な時間を過ごして頂くお手伝いをしていると
自身では感じながら仕事をしています。
お客様は様々で、いろいろな思いを抱いて、お店のドアを開けてくれる。受け入れる我々が
その思いにどれだけ答えられるのか、また「今日は来て良かった」と感じて頂く事が出来る
よう、我々は色々な経験が必要になると思います。
今回、木村さんの写真を見ながら、作品の素晴しさと共に自身を見つめ直すいい時間を
過ごす事が出来ました。たまにはアナログな世界に触れるのもとても良い事だと思います。
これからも、このような機会を大切にしたいと思う秋の一日でした。
*「昭和」を撮る
木村伊兵衛の眼 何必舘・京都現代美術舘 TEL 075-525-1311
www.kahitsukan.or.jp
2007年10/27~12/9 月曜休館 10:00~18:00(入場は17:30まで)
お近くまでお越しの際には是非ご覧下さい!お勧めです。
(inoue)
投稿者 vespa : 2007年11月08日 17:00
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