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2009年9月12日

ポールジロー

先日のセミナーのご報告に続いて、少しポールジローのご紹介を。

コニャック地方は6つの地域に区分されており、その中で最高の産地とされる
グランシャンパーニュ地区にポールジローの畑があります。
ポールジロー家は300年以上続く農家を営む旧家です。

実際に今現在、ブドウの剪定や収穫等の畑の管理、醸造・蒸留・樽詰・熟成までと
すべて一人で行っています。全ての工程を分業で行い、合理的に量産している大メーカーとは
一線を画しています。
ポールジローさん、ブランデー造りの中で一番重要視しているのが蒸留だそうです。
この工程はとてもデリケートで神経を使う作業、ですから寝ずに付きっきりで行うことも
あるといいます。大手ではコンピューターを使ってコントロールしていますが、
ポールジローさんは昔ながらの方法、勘と経験で蒸留を行っています。
自分の父と祖父が長年の経験と観察に基づいてやってきた事を忠実に守る。
そこで自分の経験もあわせ、より良いものを造っていきたい、とポールジローさん。
経験に勝るものはないのでしょうね。

醸造酒から蒸留酒として生まれ変わったこの瞬間にコニャックとしてのポテンシャルが
初めて問われる。この時がお酒を造っていて一番やりがいを感じるのだそうです。


「私がしていることは特別なことではない。自然が与えてくれた恵みに感謝をし
私が自然に導かれ、自然に溶け込んでいくだけ。そして代々続いてきた事をしているだけ。」

この言葉が印象的でした。
職人魂は本当に美しいです。


秋の夜長、大分涼しくなりブランデーもより美味しく感じられる季節に入ってきました。
心地よい気持ちにさせてくれる美味しいブランデーを寝酒に一杯いかがでしょうか。
a.JPG


(KIKUCHI)

投稿者 vespa : 2009年9月12日 17:00

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