2010年2月16日
ハープ
胴体に弦を張って、指でかき鳴らすハープ。このようなシンプルな構造をもつ楽器ですから、ハープは古代より世界のいたる所で使用されていました。特に、弓形をした胴体をもつハープは、紀元前2500年頃、メソポタミア文明の遺跡からも出土しているほどです。この弓形ハープは、他にもインド、東南アジア、エジプトなどで用いられていました。現在でも、中央アフリカや西アフリカで演奏されています。また、角形ハープは、紀元前2000年頃、アッシリアで使用されていました。角形は、地面に置いてバチで叩くタイプと、垂直に立てて指でかき鳴らすタイプの二種類が知られています。日本に現存する最古のハープは8世紀の奈良時代のもので(正倉院蔵)、中国から輸入されたものですが、これは垂直の角形ハープです。ヨーロッパでは、枠形のハープが一般的ですが、これは中世、8~10世紀におそらく東方世界から流入してきたと思われます。
現在、オーケストラで一般的に使用されているハープの原型は19世紀の前半に、ピアノ製作者でもあったフランスのエラール一族によって確立されました。特に、1810年にセバスティアン・エラールが開発したハープは大きな共鳴胴と43本の弦をもち、2段階のペダルを7本装備していました。2段階のペダルは、1段目で半音高くなり、2段目でさらに半音高くすることを可能とし、どんな調の音階も容易に演奏できるようになったのです。この発明は「ダブル・アクション・ハープ」とと呼ばれ、現代のハープの基礎となったのです。
それ以前の18世紀のハープは、1段階ペダルの「シングル・アクション・ハープ」が主流で、このタイプではすべての調をこなすことができませんでした。また、バロック時代に作られた「フック・ハープ」は、チューニング・ピンに取り付けられたフックを左手で回して調弦を半音高くする構造を持っていました。このタイプでも、左手でフックを操作している時には右手でしか弦を弾くことができませんので、表現には限界があったのです。
(YAMAHAのHPより抜粋)
今回もシンプルな感じでしたが、すごく綺麗に仕上がりました。
(KANKI)
投稿者 vespa : 2010年2月16日 17:00