2010年3月 3日
街の情報屋
久々に帰ってきた、熊本。
バーベスパ熊本の店長が独立することを機に帰って参りました。
そんな熊本で私の最高の情報屋が「焼き芋屋の健ちゃん」です。
皆さんは情報と言えば、新聞やニュースや雑誌など、メディアからの情報がほとんどではないかと思います。
大きな世界やエリアであればしようがありませんが、自分たちが住んでいる街の情報ならメディアだけの情報では足りません。
そこに登場するのが「焼き芋屋の健ちゃん」です。
適切な言葉ではありませんが。昔は「的屋」(てきや)と言って、歓楽街やお祭りなどに屋台として営業していたのですが、最近はめっきり減ってしまいました。
そんな職業の健ちゃんの情報は半端なものではありません。
最近、どういう職業の人たちの数が減ったから、その業種は業績不振じゃないかなとか、どこどこのクラブのナンバー1が移ったから、あそこのクラブも客筋が変わるだろうなど生きた情報満載である。
そこで、健ちゃんに、これからの熊本の景気について聞いてみた。
すると、間髪入れず、「最悪ですよ。」
どうして?と聞くと、
「去年の年末、ビシッと背広を着た40代から50代のビジネスマンが今までは学生などしか行っていなかった大型チェーンの居酒屋にたむろしていた」と言うんです。
今まではそんな人の出入りは見たことがなかったのにどう思いますか。
健ちゃん曰く、
「俺はあんまりお金は持ってない芋屋だけど、痩せても枯れてもあんな所には行かんですよ。
小さな店でも、ちゃんとした料理を作ってくれる所に行くですよ。世も末ですね。」
と健ちゃんは言った。
ついつい、笑ってしまいました。
でも、本当は笑い事ではないのです。
それだけ景気の悪さが住んでいる人たちのライフスタイルを大幅に変えてしまっているということでしょう。
人間はレベルアップすることは難しいがレベルダウンすることは簡単なものです。
『建設は死闘、破壊は一瞬』といった人がいらっしゃいましたが、まさにそのとおりですね。
改めて、生きた情報の大切さと、やせ我慢の大切さを「焼き芋屋の健ちゃん」から学びました。
媚山 達己
投稿者 vespa : 2010年3月 3日 17:00