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2011年1月28日
ウイスキーの小話 山崎探訪その2
続きです・・・
次に蒸留なのですが
モルトウイスキーの蒸留は単式蒸留器で2回行います。
写真の左手が1回目、右手が2回目でございます。
蒸留の作用は
発酵液(ビールみたいなもの)を過熱させアルコールの純度を高めること
水との沸点の違いのため(水の沸点は100度、アルコールは78度)
これは加熱したらアルコールが先に揮発するのでそれを
冷却させたら純度が高なる仕組み。
蒸留釜にはいくつかタイプがあります。
ストレートヘッド・・・・括れが無くまっすぐ伸びた釜
写真の手前に見えるのがそうです。
ランタンヘッド・・・・括れがひとつある蒸留釜
見えにくいですが奥のがそうです。
あとはボールヘッド型、T字シェイプなどがあり
形状によりリフラックスの作用が変わってきます。
リフラックス→蒸留釜の内側に水滴がつき落ちてまた再留される事
この作用により純度などが変わり蒸留釜の形状の個性がでます。
1回目の蒸留液をローワインと呼びます。
これだと雑味が多くウイスキーには不完全なので再留を行います。
↑ローワインが出てきているところ
2回目の蒸留液をニュースピリッツと言います。
ニュースピリッツ
1回目も2回目も蒸留液は一番最初に出てきた液と最後に出てきた液は
排除します(雑味などがある為)これは「ミドルカット」と呼び
蒸留職人(スティルマン)がタイミングを見計らって行います。
出てきた蒸留液はアルコール度数80~90度あるきついものなので次に熟成させます。

山崎蒸留所は基本的にオークの木で作ったパンチョン型の新樽
樽の中をチャーします(たむらけんじじゃないよ)
樽型の種類は
パンチョン・・・・480リットル、大型ですっきりした味わいになる。
ボッグスヘッド・・・230リットル、基本的にバーボンを熟成させた樽を組み替えて
この樽を作る。
バレル・・・・石樽ともよびます(180リットルでちょうど一石)
モルトウイスキーの熟成に適している、昔から使われてきた樽。
シェリー樽・・・深みがでる、シェリーの種類で味わいが変わる。
大体こんな感じです。
チャーとは・・・樽の内側を焼いて樽の香味や糖分を出やすくする。
チャーした樽
樽は呼吸するので環境による影響も中の液体に及ぼします。
大体1年に1~3%揮発していくのでこれを
エンジェルスシェア(天使の分け前)
と呼びます。
後は山崎では白州、知多のウイスキーを運びここでブレンドしているそうです。


最後に色んな樽の原酒を飲み比べ
Hさんと「これはこうだ」「これは美味しい」などと話ながら密な時間を過ごしました。
感心したのは、かなりウイスキーに詳しく圧倒されそうになったことです。
後は携帯電話が起動しなくなり、デジカメをお貸しいただくなどの
ご配慮ありがとうございました。
今度は白州蒸留所ですか?またいきましょう!!
(matsunaga)
投稿者 vespa : 2011年1月28日 17:00
コメント
流石! 松永さんのウイスキー教室は勉強になりますm(--)m
改めて画像と解説を拝見させて頂くとウンウンと頷いてしまいますね。 目の前を輿水チーフブレンダーが横切っていったのも驚きの1コマでしたね^^; 2月にもう一回同僚達引き連れて山崎詣に行ってきます。
投稿者 k.hirota : 2011年1月29日 22:23